石田衣良「マタニティ・グレイ」書評



恋愛小説の名士が贈る一冊。妊娠や出産をテーマにした内容です。切迫流産の場面には、ドキドキして息がつまりました。

編集の仕事に夢中だった千花子が妊娠。生むことに迷いを抱いていたけれど、夫・一斗の後押しで出産を決意します。仕事を続けながら、妊婦として日常を送っていく千花子は、出産や育児に対する社会の遅れを知ります。流産経験のある女性、不妊治療をしている女性、流産してしまった女性など、周りの同士と触れ合いながら、赤ちゃんとの対面を果たします。

小さな章立てが71もあり、場面展開が早く感じて少々読みづらいと感じました。描写内容が重なってしまっているからです。作者には、「池袋ウエストゲートパーク」のような社会風刺の小説がやはり合うと思います。

全国の女性が読んで欲しい一冊です。それに、男性こそ、読んでみたい本かも知れません。男性が書く恋愛小説は、どこかくすぐったい部分もありますが、とてもタメになります。



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メディアクリエイターを目指して、日々においてブログを更新中。出没スポットは、愛知県一宮市を中心に、名古屋市などを含めた東海エリアです。自身の体験が、ブログの情報ソース。また、情報収集は、ネットニュース、本や雑誌、普段の会話です。立ち上げ当初のカテゴリーは、料理、農業、ワードプレスですが、コンテンツを総花的に増やしていきます。