雫井脩介「犯人に告ぐ(上・下)」書評



読み易い警察小説。
第7回大藪春彦賞を受賞した作品で、ミステリーとしても注目されました。

バッドマントと名乗る連続児童殺害事件の犯人。
捜査に行き詰まりを見せ始めた警察は、テレビを使っての公開捜査に乗り出します。
その役割を担ったのが巻島史彦。家族想いの警視です。

巻島はテレビ出演の度に、バッドマンに呼びかけますが
犯人よりの言動が世間と警察内部からの批判の種に。上司の裏切り行為もあり、
孤立し始める巻島ですが、奇策でバッドマンを追いつめていきます。
その正体は。

警察の内情を複雑すぎず簡単すぐず書かれています。刑事にあったことがないけれど、刑事像が描けます。また、テレビ局のあり方もかいまみられます。警察、テレビ局、加害者、被害者など、多様な視点がストーリーに緊張感を持たせています。

誤逮捕が取り上げられている日本の警察は、巻島を見習うべきです。



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メディアクリエイターを目指して、日々においてブログを更新中。出没スポットは、愛知県一宮市を中心に、名古屋市などを含めた東海エリアです。自身の体験が、ブログの情報ソース。また、情報収集は、ネットニュース、本や雑誌、普段の会話です。立ち上げ当初のカテゴリーは、料理、農業、ワードプレスですが、コンテンツを総花的に増やしていきます。