浅倉卓弥「四日間の奇蹟」書評



「第1回このミステリーがすごい」で大賞を受賞。
心の存在をテーマに取り上げた作品です。

不慮の事故でピアノを弾けないピアニストの青年と
脳に生涯を負っている少女が主役です。
ふたりは山奥の診療所へ、ピアノの演奏のために訪れますが
ヘリコプターの墜落事故に巻き込まれて、事態が一転。
その時から不思議な出来事があらわれます。

丁寧な描写で書き綴られた内容で読んでいるだけで癒されます。
人は何かを失って生きているものであり、その支えになるのが
家族だと、本作品では語っています。納得。

ミステリーという部門で賞をとっていますが、
あまりミステリーらしくありません。けれど、そこがいいのかも。
人の心こそ、ミステリーだなと読後に感じます。



「いいね!」と思ったら、この記事をシェア&ブックマーク!