奥田英朗「噂の女」の書評



10編からなら、連作長編小説で
どの編から読んでもいいというわけではなく
最初から読まないと話の楽しさについていけません。

厚ぼったい唇に肉感的な体型の糸井美幸。
美幸が姿を現すところに、必ず悪い噂が飛び交うのです。
男のあしらい方は天性の素質で、誰もが美幸にハマっていく。

結局、謎のままの女でラストを迎えますが、
その効果がさらに美幸のミステリー性を高めています。
各編に出てくる美幸の罠にハマる男や女の描写がすごくいい。
きちんと個性が書き上げられています。
卑猥な男の登場が多いですけど。

読後は、美幸のような女、確かにいるなあ、
と思いました。



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メディアクリエイターを目指して、日々においてブログを更新中。出没スポットは、愛知県一宮市を中心に、名古屋市などを含めた東海エリアです。自身の体験が、ブログの情報ソース。また、情報収集は、ネットニュース、本や雑誌、普段の会話です。立ち上げ当初のカテゴリーは、料理、農業、ワードプレスですが、コンテンツを総花的に増やしていきます。