作者がたぶん得意としている悪夢シリーズです。
本作もあり得ないシナリオ設定が笑えます。
主人公は清冠学園野球部のエースという設定で、
その少年が学園のマドンナ的な女性教師の寝室へ行く
という場面から始まります。
あり得ないですよね。けれど、作者の作品ならこれもありで
この奇妙とも言える設定から、悪夢に突入していくのです。
その奈落ぶりは壮快で、スピード感を持って
次々に問題が起こってくるのです。
ちょいちょいと少年は、冷静に危険な場面を解説しているから
微笑ましいです。
シリアスな内容でもありますが、一貫して笑える仕上がりです。
個人的に悪夢シリーズの中では、「悪夢のドライブ」が好きです。