樋口有介「夏の口紅」の書評



ミステリー作家が書いた青春小説ですね。
男の恋愛を描いているから、ドロドロしていません。

大学三年のぼくは、家を出て行った父親の死を知らされます。
その形見を取りに行くことになり、物語が動いていきます。
父親の形見は謎めいていて、さらに消息不明の姉の存在も知ることに。

父親の再婚相手の元には、美しい少女がいました。
人を寄せ付けない雰囲気があったけれど、ぼくは引き寄せられていくのです。
それは、ぼくにとっての初恋でした。

少女と僕の、ぎこちない会話が愛くるしいです。
ふたりの恋愛に、大人が入る隙はないのです。

好きな子に告白できない男性に読んで欲しい一冊ですね。



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