東野圭吾『虚像の道化師』の書評



ガリレオシリーズの第7弾は、4編の短編からなる一冊です。
もちろん、どの編から読んでも楽しめます。

「幻惑す(まどわす)」「心聴る(きこえる)」
「偽装う(よそおう)」「演技る(えんじる)」

という、章タイトルがついていて、
これを見ただけでも、ワクワクします。

天才物理学者のガリレオこと、湯川の好奇心とセンスが光ります。
理系出身の作者らしく、トリックは全て科学的で物理的。
ただ、読んでイメージするだけでは理解しにくいトリックもありました。

作者は、日本の警察の捜査力を尊敬していることがわかります。
警察の登場により、少なからずストーリーを重く感じてしまいがちですが
警察官や刑事の人間味も書かれているので、ぐっと親近感がもてます。

僕は短編で読むよりも、
長編でもっと展開に厚みがある方が好きですね。



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