湊かなえ「告白」



第6回本屋大賞の受賞作品で、映画化もされた作品です。

正気な人間がひとりも登場しないストーリーです。教育社の偽り、殺人を悪としない中学生、いじめがおこる教室、他罰的な中学生、他人をバカにする自我、過保護な親、無関心な親、子供心を推し量らない母親、など、取り上げたらきりがないくらいに、胸くそが悪くなる展開が多いです。

ただし、一瞬先は闇。自分ももしかしたらこうなったのか、と思ってしまう警笛が鳴りやみませんね。実際に、少年法で守られている少年の犯罪が起きています。その罪を犯してしまう少年少女の心情が描かれているのでしょうか。そうあって欲しくないと思うのが、無責任な大人なのかな。考えさせられる点が多いです。

6つの章から構成されていて、語り手を変えながら事件の真相に迫っていきます。デビュー作だから驚きです。



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