飲み会では、箸の扱い方で食事マナーの善し悪しがわかります。そのため、幹事は箸の扱い方に注意して、テーブルに置かれた料理を食べながら、飲み会を仕切っていきます。箸と一緒に器やグラスを持ったり、箸を持った手を振り上げたり、手に持った箸で参加者を指すようなことは、一般的な箸のマナー違反で厳禁なのです。箸を使っていないときは、きちんと箸置きに戻すか、取り皿に揃えて置きます。参加者が箸を誤って落としてしまった場合、幹事はすぐに代えの箸を店員に頼みます。また、運ばれてきた料理を盛り分けする時に、逆さ箸にして行なう参加者がいます。その時に幹事は、そこまでする必要がないことをさりげなく言ってあげます。飲み会の緊張感を和らげる効果もあるのです。
飲み会を終了する時は、使った箸を箸袋に戻して、袋の先を少し折ってテーブルに置きます。丁寧に箸を扱うことが、飲み会に対する感謝の気持ちとして表れるものです。
マナーよく箸を扱って 飲み会を乱雑に導かないこと