飲み会の会場に参加者がぞろぞろと集まってくると、そこかしこで雑談が始まります。その和気あいあいの雰囲気のままで飲み会を始めたいところですが、幹事はしっかりと開始の区切りを入れて、その雑談を中断させる必要があります。「そろそろ始めます」と幹事は参加者全員に対して言います。だらだらと成り行きで始めてしまう飲み会よりも、幹事のひと言できちんと線引きをするのです。
また、勝手に注文を取り始める参加者が現れたら、「もう少ししたら始めます。もうしばらくお待ちください」と注意を促します。参加者からの「まだ始めないのか」というクレームには、申し訳なさそうな顔でやり過ごします。飲み会の開始が定刻よりも遅くなった場合、幹事は平身低頭で参加者にお詫びしてまわります。その際には、幹事の合図があるまで飲み会は始まらない、という念を送っておくのです。幹事は、参加者の集まり具合を確かめながら、飲み会の開始をコントロールしていきます。
飲み会開始の合図を 幹事がしっかり出すこと