日本ラブストーリー大賞作家が書く青春小説です。
前作の「カフーを待ちわびて」が大人の恋愛なら、
この作品は子供の恋愛ですね。
疾風のごとく現れた溝呂木美糸(みぞろぎ・びいと)は
おしゃれで、かっこよくて、クラスの人気者。
夢いっぱいの高校生活を描いています。
びいとの登場によって、同級生が可愛くなったり、
かっこよくなったり、とにかく異変が起こります。
ファッションに軸をおいて
恋愛の甘酸っぱさも読み取れます。
まあ、全体として、若い、という感じでしょう。
高校生がファッションブランドを立ち上げてしまう
勢いは見習いたいものです。
10代なら読むと、すんなり入り込める小説です。
大人が読むと、ちょっと辛いかな。感覚がついていけない。