公開当初は大変混雑していたため諦めた、名古屋城本丸御殿の観覧に行ってきました。最初に行ってしまうと、障壁画はまだ未完の箇所もあります。この点はちょっと残念でもありました。それでも、復元工事によって蘇った絢爛豪華な室内装飾はぜひ見ておきたいです。
平日の午後3時頃に行きましたが、観覧者は少なく、スムーズに入れました。ただ、観覧前の事前説明の時間が取られます。故意ではなく、不注意で壊してしまったと思いますが、障子が一部において敗れている箇所を散見しました。こういうトラブルがあったからか、係員の対応に少し厳しさを感じます。
残念な点をもう少し上げますと、各部屋に設置されているパネルの説明はちょっと乏しいです。例えば、この部屋で何が行われたのかを知りたいですよね。装飾の凄さだけが強調されているように感じます。
また、廊下に多くの畳が敷かれていますが、その上に劣化防止ようでしょうか、ござが敷かれています。素足やストッキングの方はスリッパを履かなければいけないため、その対応は仕方がないかもしれません。でも、畳の素晴らしさは伝わらないよね。
名古屋城の観覧料500円(大人ひとり)で、本丸御殿に入館できます。きちんと入館料を取らなければ、維持管理ができないと思うのは余計なお世話でしょうか。ちなみに、「湯殿書院」は別の出入口から観覧します。時間制で毎回人数の制限もありますので、事前に整理券を受け取ってください。