必要があって、マイナンバーカード(個人番号カード)を引き出しの奥から取り出しました。どれくらいぶりか全く思い出せませんが、久しぶりに見たマイナンバーカードは、こんなものだったか、という貧相な感想しか浮かんできませんでした。
改めて注意深く見てみると、文字が小さく、なぜか全体的に薄い。写真の輪郭にぼかしが入っていて、なおさらカード自体の存在を薄くしているようです。どちらが表かわかりにくいのですが、表面と思われる方に臓器提供の意思表示があったんですね。初めて知りました。老眼うんぬんではなく、文字が小さすぎて読めません。署名欄があるけれど、小さすぎて名前が書けないです。
そして、10桁くらいの数字が並んでいますが、すでに消えかかっていて判読不能。大丈夫か、マイナンバーカード。有効期限があるらしいのですが、切れたら市役所へ出向かないといけないのかな。間も無く有効期限が切れます、という通知が届くのかな。疑問が多いです。
マイナンバーカードが出現したのは、確か税金の取りっぱぐれがないように、ということだったと記憶しています。では、実際に発行されて、税金の徴収がきちんとできているのでしょうか。使用頻度が極端に少ないけれど、大切に保管して、と言われてもなかなか難しいですね。
マイナンバーカードを使用する機会は、確定申告の時、行政の手続きの時、金融機関で口座を開く時でしょうか。管轄の総務省ホームページを検索してみると、いくつかマイナンバーカードのメリットが記載されています。「自治体ポイント」ってあるんですね。住民基本台帳カードが懐かしいです。行政手続きの簡略化があるように思いますが、窓口では手書きで申請書を書くよなあ。カードを提出する機会はあったか。
ふんふんと考えていくと、マイナンバーカードは再び机の奥の奥に保管されそうです。