梨の樹を育てています、例年、虫や病気にやられて何年(5年以上かな)もの間、梨の実の収穫ができたことはありませんでした。
今年2020年は、乾燥防止や草むしりの徹底が良かったのか、順調に育ち、葉は青々と茂り、花も少しですが咲きました。いよいよ初収穫かなと期待を抱いた春先です。
しかし、5月初め、葉っぱに虫がつき始めました。その正体はアブラムシ。むむむ。早めに駆除しなければと思い、家の倉庫に眠っていた殺虫剤「GFオルトランC」をたっぷり噴射。これで一安心。

ところが、翌日に梨の樹の様子を見に行ってみると、なんと葉が黒く変色し始めていました。ガーン。すべての葉が黒くなり、しばらくすると落ち葉となって散っていきました。無念。

何がいけなかったのか。「GFオルトランC」は、アブラムシに効果的なはずですし、病気の兆候は見られなかったし。しばらく考えてから注目したことは、「GFオルトランC」の注意書きです。そこには、対象物から30センチ離して噴射してください、と明記してあります。多分、これが原因ですね。
僕は、葉のすぐ近くで噴射しました。しかも、たっぷりと。つまり、効きすぎてしまったことが原因と思い当たります。僕の不注意で、梨の樹は枯れる寸前の状態です。申し訳ない気持ちでいっぱいです。
夏に向けてどうなるのかわかりませんが、適切にカバーしていきたいと思います。