「Go To キャンペーン」が2020年7月22日から始まります。予算規模はなんと1兆6,794億円!キャンペーンの柱は、「Go To トラベルキャンペーン」「Go To イートキャンペーン」「Go To イベントキャンペーン」「Go To 商店街キャンペーン」に分かれていると知りました(各キャンペーンの開始時期は異なるようです。まずは「Go To トラベルキャンペーン」からスタートかな)。支援の対象を幅広い業界にするための、事業拡大と言えます。担当する省庁も異なるようで、さらにややこしくなりそうです。
早速、疑問の声が上がっています。コロナ収束はいまだに遠く、豪雨による被災エリアが拡大している現状からすると、当然です。官民一体で消費喚起を行う事業で、国が民間事業者に委託して実施されます。国としては、何かやらなければいけないので、やったというところでしょうか。お金がどこから出てくるのか不思議です。
事業目的に、新型コロナウイルス感染症の流行収束後、とありますが、収束していないことは明らかです。また、日本の観光地は、海外からのお客様で蘇ったはずです。国内向けに、今回のキャンペーンを仕掛けても、その効果では全く足りないのではないでしょうか。この時期、消費者は、お金を旅行に使おうと考えるのかな。
観光統計を検索してみると、2020年4月の訪日外国人数は約2,900人、前年の2019年4月はなんと約297万人です。前年同月比が驚愕のマイナス99.9%です。入国可能になっている国がほとんどない現状からしても、訪日外国人数の回復は当分見込めないですね。
弱小の広告屋からしても、そのネーミングがどうもダメですね。直訳すると、キャンペーンへ行け!ですから。いちいち英語を使うところも難ありではないでしょうか。電通さんの仕切りかな。時間を優先したため、こういうネーミングになってしまったのだろうか。
コロナ感染防止策をとりながら、豪雨による大きな被害を受けた方々への配慮を考えると、「Go To トラベルキャンペーン」を利用しないという結論になります。その他の「Go To イートキャンペーン」「Go To イベントキャンペーン」「Go To 商店街キャンペーン」がスタートしても、同じように利用しないかな。もし利用するとしても小さな範囲で、コロナ収束後に、積極的な利用を考えて行きたいです。
僕自身は、県を跨ぐ移動の自粛を継続したいです。コロナ収束後までは、とにかくまずは身近、近場で経済活動の再開と思っています。