驚きましたね。お金のばらまきを端的に表した市長選が、同じ愛知県内の都市でありました。現職の3選を阻止したことは立派に映りますが、「全市民への5万円支給」の公約はどうかと感じましたね。
コロナ対策の一環として必要かもしれませんが、財源が約200億円かかってくるから大事です。初登庁後の記者会見で語られた財源について、既存事業の見直し、財政調整基金の取り崩し、金融機関からの借入などで賄うと示されました。捻出できたとしても、従来の市民サービスが停滞しそうですね。それにしても、金融機関から借入れてまで、現金を気張ろうとしていますから、岡崎市民の皆様は気が気でないのでは。子供たちにツケを残さないとよく言いますが‥。
思い出したのがコロナ禍の当初、全国民に10万円が支給されました。もうすでに懐かしい話になってしまった感があります。その施策の検証すら行われていない中、ひとつの都市が、再びお金を配ろうとしています。
コロナ禍での選挙戦は、従来通りに集会などができないようです。起死回生のインパクトを出すために、出て来た公約のようにも感じます。現職の市政が相当不評だったのかなあ。
岡崎市民の皆様が選んだ結果です。よそ者がどうこう言ってもしょうがありません。市議会で反対意見が出て公約が幻となるのか、もしくは本当に意実現するのか。人口規模が同じくらいの一宮市民としては注目したいです。