季節が陽気になり、過ごしやすくなってくると、毛虫の活動も盛んになってきます。チャドグガやイラガなど、小さな体から細い毛が生えている様子が見て取れます。その毛を刺毛(しもう)と言って、肌に触れると炎症を起こしてしまう場合もあります。毛虫の種類によって、何の問題がない場合もありますが、素手で毛虫を触らないことが大切です。
筆者は先日、毛虫に刺されてしまいました。首周りと腕に赤いぶつぶつが浮かび上がってきたのです。もちろん痒かったです。
桜の木に住み着いている毛虫退治をやっていたとき、毛虫が首の辺りに落ちてきたのです。最初は、地面に落ちた者だと勘違いしていましたが、どうやら首に着地してからしばらく蠢いていたようです。そのため、皮膚が炎症を起こした範囲が広くなってしまいました。腕の辺りにも毒針毛が飛んでいったようです。
毛虫に刺されてからすぐに炎症が起きませんでした。半日くらいすぎてから、皮膚が赤く腫れ上がり、赤い点がいくつも浮かび上がってきました。そして、痒くなって来ました。
市販の虫刺されに効く薬を塗っても、あまり効果がありません。出来るだけすぐに皮膚科の病院へ行くことが大切です。
- 毛虫に刺されたと思ったら、刺された箇所を水で洗い流す。
- 毛虫が触れたと思われる服やズボンを洗濯する(他の洗濯物を混ぜない)。
- 絶対に引っ掻かない(痒くなった患部を冷やすことで、痒みが治ります)。
- 皮膚科の病院でよく効く塗り薬を処方してもらいます。
- お風呂の長湯はダメ。お風呂で体を温めすぎてしまうと患部が痒くなってしまいます。
毛虫は小さな虫ですが、馬鹿にできません。毛虫に刺された程度なら、すぐに治ると思われがちですが、完治までに時間がかかりそうです。早くきれいに完治するためにも、最寄りの皮膚科の病院へ行くことをおすすめします。